今回はPythonでExcelファイルのフォントを操作する方法について解説します。
『openpyxl』によるのExcelファイルの基本的な操作方法はこちらの記事をご覧ください。
【openpyxl】PythonでExcelファイルを操作するPytthonでは、openpyxlライブラリを利用してExcelファイルの操作が可能です。今回はPythonでのExcelファイルの操作方法について解説します。...
フォントの操作方法
設定の基本
フォントを操作するために次の機能をインポートしておきます。
# モジュールのインポート
import openpyxl
from openpyxl.styles import Font
2行目は『opnepyxl』を使用する為の記述です。
3行目はフォントを操作する為の『openpyxl.styles.Font』関数をインポートしています。インポートしなくても操作できますが記述が長くなるのでインポートしておく方が便利です。
書体の設定
書体を変更するには『Font』関数の『name』引数に『書体』を指定します。
# 書体の設定
ws.cell(1,1).font = Font(name='メイリオ')
サイズの設定
サイズを変更するには『Font』関数の『size』引数に『文字サイズ』を指定します。
# サイズの設定
ws.cell(1,1).font = Font(size='16')
太字の設定
太字に変更するには『Font』関数の『bold』引数に『True』を指定します。
# 太字の設定
ws.cell(1,1).font = Font(bold=True)
下線の設定
斜体に変更するには『Font』関数の『underline』引数に『single』を指定します。
# 下線の設定
ws.cell(1,1).font = Font(underline='single')
斜体の設定
斜体に変更するには『Font』関数の『italic』に『True』を指定します。
# 斜体の設定
ws.cell(1,1).font = Font(italic=True)
色の設定
色を変更するには『Font』関数の『color』引数に『カラーコード』を指定します。
# 色の設定
ws.cell(1,1).font = Font(color="ff0000")
サンプルコード
# モジュールのインポート
import openpyxl
from openpyxl.styles import Font
# ワークブックの作成
wb = openpyxl.Workbook()
# ワークシートのセット
ws = wb['Sheet']
# セルに値を出力
ws.cell(1,1).value = 'TEST'
# セルのフォントを設定
ws.cell(1,1).font = Font(name='メイリオ', size='16', bold=True, underline='single', italic=True, color="ff0000")
# ワークブックを保存
wb.save('sample.xlsx')
まとめ
フォントの変更には『Font』関数の各引数を設定することで行えます。
Pythonを使用してエクセル資料を作成する際にフォントのコントロールができれば見栄えの良い資料が作成できるようになると思います。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。